ガイド
アップサイクル素材の食器と道具
コーヒーかす、竹粉、もみ殻。副産物からつくられた道具を選ぶときの見どころ。
よく使われる原料
- コーヒーかす:抽出後の粉。大量かつ安定的に発生する
- 竹粉:竹材加工の副産物。日本では竹林の管理という文脈もある
- もみ殻:精米の副産物。軽くて硬い
- 木粉:製材の端材
- 貝殻・卵殻:カルシウム分を活かした配合
結着材が性能を決める
これらの原料は、それ自体では成形できません。樹脂などの結着材と混ぜて成形されます。したがって「コーヒーかすからできた食器」であっても、コーヒーかすの比率は数割で、残りは樹脂というのが一般的です。
ここで重要なのが、結着材が何かということです。生分解性樹脂を使っていれば全体として分解しうる設計になりますが、通常のプラスチックを使っている場合、製品は分解しません。表示だけでは判別できないことが多く、公式サイトの素材説明を読む必要があります。
実用面
- 耐熱温度(電子レンジ・食洗機対応か)
- におい移り(コーヒーかす系は初期に香ることがある)
- 耐久性と割れやすさ
- 使用後の分別区分
選ぶ意味
アップサイクル製品は、通常品より高くなることが多い分野です。それでも意味があるのは、副産物に用途が生まれることで、処理コストが価値に転じるからです。ただし製品が短命であれば効果は薄れます。長く使えるかどうかを、価格と同じくらい見る価値があります。
最終更新: 2026-10-06