自然栽培・農薬不使用の米と小麦を100%使った『玄米クッキー こめぞうくん』、遊び心にのせて届ける食と命への想い

2023.04.07


群馬県桐生市を拠点に、暮らしにまつわる事業を展開する「あめつち舎」。活動のひとつに、「あめつちのたべもの」があります。

 

「食は命のうつろい。だから元気なものを口に。」をテーマに、体も心も元気になる、おいしいものを提案するこのプロジェクト。第一弾は、Good Good Martでも人気の『玄米クッキー こめぞうくん』です。

 

「素材の味がすごい」「体が喜ぶのを感じる」「ヤバいものが入ってないのに、ヤバいくらいおいしい」と、一度食べたらファンになる方も多いこちらのクッキー。

 

今回は、あめつち舎代表の藤野幾三さんと営業統括部長の須永朋子さんに、『玄米クッキー こめぞうくん』のおいしさの秘密をたっぷりと伺いました。

株式会社あめつち舎代表取締役社長
藤野幾三

2003年から総合的なヨガの普及を始める。食事や料理、自然栽培、山仕事の指導をする。 各地で講演会、料理教室、自然食カフェのコンサル、メニュー開発、炭生活の普及、出産・育児指導、呼吸法・瞑想の指導。
2018年、マクロビオティックを実際にやっている側から本当に求めている衣食住を提案したく、株式会社あめつち舎を創業し、人々の生活を豊かにするものを提案、商品化している。

株式会社あめつち舎営業統括部長
須永朋子

2011年、より愉しく活きる為に、藤野氏より指導を受け、ヨガを学ぶ。保育者として勤めていた経験と抱く想いから、子どもが笑顔でいる為にできることを実践。2018年、藤野氏と共に、株式会社あめつち舎を創業。
郷土愛が人一倍強く、地域活性にも力を注いでいる。4人きょうだいの母。こめぞうくんも我が子と溺愛している。

インタビュワー
赤錆菜々

長崎生まれ、北海道育ち。長野県在住のフリーライター。取材記事を中心に執筆。関心領域は人と自然と食。馬と山が好き。

まずは、須永さんからGood Good Martをご利用の皆さんへのメッセージをお届けします!

 

今回ご紹介する商品

 

噛めば噛むほど素材の味を感じられるクッキー


『玄米クッキー こめぞうくん(プレーン)』 48gの食べきりサイズ

玄米クッキー こめぞうくんを初めて食べたとき、びっくりしました。袋を開けた瞬間の香りや、口いっぱいに広がる素材の味、玄米のプチプチとした食感など、「こんなクッキーがあるんだ!」と。おいしくて、すごく満たされた気持ちになりました。

ありがとうございます!玄米クッキー こめぞうくんは、群馬県産の自然栽培*や無農薬栽培の玄米粉と小麦粉を100%使用しています。つぶつぶとした玄米の食感が特徴で、噛めば噛むほど、素材の味を感じられるクッキーです。

*自然栽培…肥料と農薬に頼らず、植物と土が本来持つ力を引き出して作物を栽培する農法

じつは自然食品店やオーガニックスーパーで扱っている商品でも、自然栽培や無農薬栽培の小麦粉を100%使っているものは、ごく少数なんです。自然栽培の小麦粉と、肥料・農薬を使用する慣行栽培の小麦粉をブレンドしている商品がほとんどなので、お店の方からも驚かれます。

国産ひいては御社がある群馬県産というだけでなく、栽培方法にまでこだわって原材料を厳選してらっしゃるんですね。コーヒー味と抹茶味、それぞれの特徴も教えていただけますか?


『玄米クッキー こめぞうくん(カメばカムほどコーヒー味)』

カメばカムほどコーヒー味は、群馬県桐生市内の名店「伊東屋珈琲」さんの珈琲豆を使っています。伊東屋珈琲さんは、質の高いスペシャルティコーヒーのなかのさらに上位2〜3%という、最高グレードの豆を扱っているんです。

甘さは控えめで、焙煎した豆の風味をしっかりと感じられますね。

珈琲豆が持つ力をどうしたら引き立てられるのか、伊東屋珈琲さんともずいぶん話し合いました。リキッドタイプのコーヒーなども試したのですが、思い描いたような香りを感じられなくて。試行錯誤の末、豆を細かい粉末にし、そのまま生地に練り込むことにしました。

小さな黒い斑点は、コーヒー豆だったんですね!コーヒー好きにはたまりません。抹茶味はいかがでしょうか?


『玄米クッキー こめぞうくん(ジャパニーズ抹茶味)』

ジャパニーズ抹茶味は、静岡県にある「Matcha Organic Japan」さんの有機抹茶の粉末を使用しています。さまざまな会社の抹茶を取り寄せ、現地にも足を運んで検討した結果、弊社のクッキーと一番相性がよかったのが、Matcha Organic Japanさんのものでした。生地に入れて焼いたあとも、抹茶の味が濃く、風味をしっかりと感じられます。

袋を開けた瞬間、甘く香ばしい香りがして感動しました。淹れたてのお茶を振る舞っている、お茶屋さんの前を通ったときのような……

そうなんです!高品質な原材料をたっぷりと使っていることも理由ですが、パッケージにも秘密があるんですよ。

あれ? 内側が加工されてますね。

パッケージ内部の様子

酸化しにくいパッケージを使用しています。品質の劣化を防ぎ、風味を楽しんでいただくためにこだわったポイントです。

元気なものを口にする

玄米クッキー こめぞうくんは、1枚でも満足感がありますね。

そうなんです。なかには、「朝ごはんの代わりに食べています」という方もいらっしゃいます。ずっしりとお腹にたまるので、そんなに何枚も食べなくても満たされますよね。

元気なものを食べれば、少量でも満足しますし、食べた本人も元気になるんです。

元気といえば、御社の食部門「あめつちのたべもの」では、「食は命のうつろい。だから元気なものを口に。」をテーマにされていますね。

はい。僕たちは、食べることは、命の変換や交換だと考えています。自分より元気な命をいただくことで、僕たちは元気に生きることができる。栽培方法や、製法にこだわって作られた元気な食べものを口にすることは、すごく大切なことなんです。

農作業が中心だった昔の人は、現代人の何倍も体を動かしていたけど、食べる量は今よりずっと少なかったはずです。いまみたいに、お腹が空いたからと言って、すぐに何か口にできるような環境ではありませんでしたから。それでも今日まで何千年と命をつないで、元気に生きてきたわけです。

おそらくそれは、元気なものを口にしていたから。現代の生活は、昔と比べて食べる量が増えています。それなのに、いくら食べても満足しない、いくらでも食べられてしまう。際限なく欲してしまうのは、元気のない食べものが増えたことが、影響しているのかもしれません。

なるほど。

僕らは普段から、玄米菜食を中心に自分の体に合ったものを食べる、マクロビオティックの食事を実践しています。『玄米クッキー こめぞうくん』は、自分たちが安心して食べられるものを、という想いで作ったクッキーなんです。

お米と「上州地粉」を使った商品で、関わる人を笑顔にしたい

「あめつちのたべもの」の活動の第一弾が、玄米クッキー こめぞうくんと伺っていますが、そもそもなぜクッキーだったのでしょうか?

人=お米ですので、お米の良さやおいしさを、初めにきちんと届けたいという想いがありました。

人=お米とは、どういう意味ですか?

ご飯は、お米一粒一粒の命の集まりです。人の体も、一つ一つの細胞が集まってつくられています。長い間、日本人の主食だった玄米は、食物繊維やミネラルが豊富で、体内を巡る血液とも相性が良いんです。


「群馬県は、無農薬栽培に力を入れている農家さんが多いです」と、藤野さん

なるほど。それで玄米粉を使った商品を作ろうと。

はい。それから、弊社がある群馬県は「上州地粉」といって、国内有数の良質な小麦粉の産地です。お米と、この地域が誇る小麦をかけ合わせて何か作ろうとスタートしたのが、玄米クッキー こめぞうくんです。

群馬県が小麦粉の一大産地だったとは、恥ずかしながら知りませんでした。

そうですよね。地元の学生さんでも知らない方が多いので、イベントで出店する機会があると、「群馬県は、上州地粉という風味豊かな小麦粉の生産地なんだよ」と伝えるようにしています。

地元の良いもの、もともと持っている強みを、こめぞうくんを通して発信していきたいですね。

イベント出店時の様子

このクッキーは、弊社の理念である地域の活性も目的としているんです。

地域の活性ですか?

はい。コーヒー味や抹茶味は、県内外の方々とコラボレーションして、いいものを生み出していきたいとの想いから誕生しました。

あめつち舎のメンバー、原材料を提供してくださっている農家さん、製造パートナーの青柳さん、コラボさせてもらっている伊東屋珈琲さんやMatcha Organic Japanさん、販売店さん、お客さんなど、こめぞうくんに関わるみなさんが笑顔になることを大切にしています。

御社のサイトに掲載されている、作り手の方々の笑顔が印象的でした。

製造パートナーの「上州菓匠 青柳」さんと、あめつち舎の須永さん(中央)

製造パートナーである群馬県桐生市の「上州菓匠 青柳」さんは、大正9年の創業時から脈々と受け継がれてきた、素晴らしい技術をお持ちの老舗和菓子店です。これだけシンプルな素材で安定した品質のクッキーを製造するって、なかなかできないことなんです。

私たちが作りたいものは、添加物や白砂糖、ショートニングなどを一切使わない商品です。その想いを伝えるところからはじまり、互いに歩み寄りながら、1年かけてこめぞうくんを完成させました。私たちの想いに耳を傾け、快く製造を引き受けてくださった青柳さんには、ほんとうに感謝しています。

子どもの「おいしい」が一番うれしい

ここまでお話を伺って、玄米クッキー こめぞうくんは、「おいしくて、安心・安全な食べものを届けたい」「元気なものを口にしてほしい」というおふたりの想いが詰まった商品なのだと、よくわかりました。

そうなんです。正直、すごく良い原材料を使っているので原価率が高くなりすぎて、販売先を見つけるのには苦労しているのですが……

ただ、それで商品代金を上げて、となると今度は買いにくくなってしまいますよね。それは、私たちの想いとは違うなとも感じていて。やっぱり、いろんな方に手に取っていただきたいですから。

一般的な原価率で考えると、いまの倍くらいの値段で売ることになってしまうんです。

あめつち舎のマスコットキャラクター 天地(あまち)こめぞうくん

子どもが食べて「おいしい」って言ってくれることが、一番うれしいんですよね。コーヒー味が好きっていう子もいれば、抹茶味しか食べない子も、もうずっとプレーンだよっていう子もいたりして。
あ、ちょっとこの、こめぞうくんが着ているTシャツを見てください。

なになに......あっ!Gって書いてる!

こめぞうくんのTシャツの「G」

そう、これは群馬の“G”Tシャツなんです。背景の黄色の部分は、群馬県のシルエットになっていて……

「この辺りが弊社のある桐生市です」と、藤野さん

群馬愛がすごいですね!こめぞうくんもそうですし、各味のネーミングも、思わず「ふふっ」と笑ってしまいました。

やっぱり遊び心がほしいなと思って。

大好きだからね。あとサプライズも。

そうなんです。だからそのうち、袋を開けると「世界一周旅行プレゼント!」とか、入ってくると思いますよ。

買います!(笑)

民族や宗教の垣根なく、誰もが楽しめる商品を作りたい

最後に、今後の展望について教えていただけますか?

いま販売している、プレーン・コーヒー・抹茶の3種類の味に加え、いちご味とチョコレート味を開発中です。5種類の味で展開することができたら、次は塩っぱい系のスナック菓子にも挑戦しようと考えています。

こめぞうくんは、民族や宗教の垣根なく、誰でも食べられるクッキーです。そういうみんなで楽しめる商品、気持ち良く食べられる商品を、どんどん作っていきたいと思っています。ほんとうに体に良いものはおいしいですし、食べると元気になりますので。

こめぞうくんは、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、安心して食べられるクッキーですね。新しい味やスナックも楽しみにしています!本日はどうもありがとうございました。

最後にもう一度、須永さんからGood Good Martをご利用の皆さんへのメッセージをご覧ください!

 

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