2022.11.02
最近、テレビで取り上げられ話題になっているデーツ 。しかし、デーツという言葉を聞いたことがあっても、どんな食べ物なのかは分からないという方もいらっしゃるでしょう。
デーツは北アフリカから中東を原産とするナツメヤシの実。乾燥して長期保存が可能なため、暑さが厳しい地域の貴重な栄養源として重宝されてきました。味は干し柿に似たねっとりとした甘さがあります。
食物繊維や亜鉛など多くの栄養素が含まれており、スーパーフルーツとして注目されています。
今回は、数あるデーツブランドの中から、Good Good Mart一押しの「DATE CROWN」の商品をご紹介します。
ベジフードプロデューサー兼Good Good Martスタッフの千葉芽弓さんに、デーツとDATE CROWNの魅力をたっぷりお伺いしました!
記事を読み終える頃には、あなたもデーツを毎日の食卓に取り入れたくなるかもしれません。
ベジフードプロデューサー
千葉芽弓
健康・環境・フードロスなど社会問題の解決や、食の多様性対応、地方創生のためにベジの普及啓蒙活動を2014年から行う。Tokyo Smile Veggies主宰。Vegewelプロデューサー兼Good Good Martスタッフ。
インタビュワー
宮野かがり
エシカル・サステナブルライター。学生時代、ドキュメンタリー映画を通し世界各国の社会問題を知る。誰かのきっかけになるためフリーライターの他ブログ・SNS発信やハンドメイド活動も行う。
今回ご紹介する商品
以前はデーツが苦手だった
DATE CROWNのデーツがお気に入りになったエピソードを教えて下さい。
初めてデーツを食べたのはカフェだったと思います。味は甘ったるく、触感はジャリっとしていたため、その時は正直苦手だと感じました。
ですが、その後DATE CROWNのデーツに出会い、柔らかくてジューシーで食べやすくて愛用するようになりました。シロップやペーストとして料理に使うときも、美味しさはプラスするけれど邪魔にはならない味であることも気に入っているポイントです。
デーツとはどんな食べ物?
デーツを食べたことがない人もいると思うので、どんな食べ物か紹介してもらえますか?
一言で表すなら黒糖のような味わいのする、ナツメヤシの実です。日干しで作られるため甘味やミネラルなどの栄養素が凝縮されており、完全食と呼ばれることもあるほどです。
中に入っている種は、浸水させると発芽するくらいフレッシュな状態。ドライフルーツでありながら実は生きているんです。生命力の高いものを食べることで、わたしたち人間もパワーをもらい元気になれると考えています。
気になる料理法や食べ合わせ
デーツを食べてみたいけれど、調理法のバリエーションが思い浮かばない人もいるのではないでしょうか。 お菓子から料理までその活用方法や、保存のアイデアなども気になります。
デーツの美味しい食べ方を教えて下さい。
初めはドライフルーツのタイプから紹介します。もちろんそのまま食べても美味しいのですが、トッピング感覚で刻んでヨーグルトと食べたり、種を取り除きナッツやクリームチーズと合わせたりすれば手軽な軽食・オードブルになります。
デーツに合うおすすめの飲み物はありますか?
ラテ系やコーヒー、緑茶に合います。イチオシはワイン!お酒が好きな方にはぜひおつまみとして召し上がって頂きたいです。
デーツは栄養価が高く消化も良いので、ムスリムの人々がラマダン(断食)明けに食べる食材として重宝されています。
デーツシロップの活用方法を教えて下さい。
デーツシロップは、種を外したデーツをペースト状にして、水分を加えてなめらかに加工したものです。水溶性食物繊維が豊富で、料理の味付けとしても万能です。
はちみつやメープルシロップの感覚でパンケーキ、フレンチトースト、アイスクリームにかけると美味しいですよ。 デーツの黒糖のような風味は洋菓子だけでなく、白玉や寒天など和風スイーツとも相性抜群なので試してみてくださいね。
そして、料理の味付けとしておすすめしたいのが大豆ミートを使ったそぼろ。お弁当のおかずにもなりますし、今の時期だと焼いたナスの上にかけるアレンジも美味しいです。
もう一つのおすすめレシピは、小松菜の胡麻和えです。砂糖の代わりにシロップを使い、醤油、白ごま、ねりごまに茹でた小松菜を和えるだけ。デーツシロップはお醤油ともすごく相性が良いんですよ。
デーツシロップは料理にも手軽に使うことができるのですね!最後にデーツペーストの活用方法を教えて下さい。
デーツペーストは種も取り除いて加工してあるので、何と言っても利便性の高さが魅力です。そして、水溶性食物繊維だけではなく不溶性食物繊維も含まれています。
友人にふるまって好評なメニューは、ブリスボールです。見た目も可愛いブリスボールは、ココアパウダーやナッツと混ぜるだけなので簡単に作れますよ。(写真右上からキヌアパフ、ストロベリーパウダー、クロレラパウダー)
他におすすめしたいスイーツは、チョコレートケーキやブラウニー。デーツの旨みで複雑なおいしさになり、リッチな気分を味わうことができます。暑い時期には、デーツペースト、豆乳、バナナをミキサーにかけて冷凍するだけで冷たいスイーツにアレンジすることも可能です。
料理にはどのように使うことができますか?
カレーや煮物と言った家庭の定番メニューから、照り焼き系、あとは植物性の肉などの味付けとして良く使います。 デーツ特有の複雑な甘味は、匂いを消す効果もあり便利ですね。
1㎏サイズだと使い切れるのかどうか、少し躊躇してしまうのですが・・・
ペーストは冷蔵・冷凍保存することが可能です。小分けに切りタッパーに保存しておくなどのひと手間で、使いたいときにサッと出せて便利ですよ。冷凍した場合もカチカチに固まらないので扱いやすいと思います。
シュガーフリー生活にデーツは欠かせない存在
デーツは、様々なお菓子や料理のジャンルに使えることを知ることができました。
では、千葉さんがなぜデーツを愛用しているのかさらに掘り下げてお聞きしていきましょう。
千葉さんがデーツを愛用している理由を教えて下さい。
栄養価が高いことと、シュガーフリーが実現できることです。
デーツには女性に不足しがちな鉄分・ビタミン・カルシウムなどが含まれていますし、男性にもうれしいたんぱく質も含まれています。 砂糖は摂りすぎると脂肪へ変化したり、糖尿病へとつながるリスクもあることからできるだけ減らしたいと思っています。 美味しさは譲れないけれど、なるべくヘルシーにしたい。
デーツはそんな願いを叶えてくれる存在です。 栄養が豊富で健康や美容面にも多くのメリットがあることを考えると、価格的にはリーズナブルなのではないでしょうか。
今までデーツはドライフルーツの1種というイメージだったので、シュガーフリーを実現できる存在という認識はありませんでした! 多くのメリットを考慮すると、価格に見合った価値がありますね。
デーツが日本人におすすめの理由
突然ですが、甘じょっぱい味付けなど、日本では海外と比べて料理に砂糖を多用していることはご存じでしょうか?
初めて耳にしました。砂糖を料理に多用することは、日本特有の食習慣なんですね。
日本人はお菓子に加えて食事から糖分を摂りすぎてしまい、糖尿病が多くなってしまう傾向にあるため、砂糖をいかに減らすかが健康や美容のために大切だと考えています。 デーツは干し柿に似た食感なので、ご高齢の方にもおすすめです。 料理の味付けの基本である「さしすせそ」の「さ(砂糖)」を、ぜひデーツに置き換えて使ってみて下さい。
ズバリ、デーツの魅力とは?
デーツをあまり食べたことのない方にひとことで魅力を伝えて頂けますか。
ギルトフリー・ヘルシー・おいしい! この3つはみんなにうれしいですよね。 特にコロナ渦で運動習慣が減ったけれど甘い物を食べて太ってしまった、なんて話しもよく耳にします。 デーツは健康や美容にも良いですし、小腹がすいた時や手軽に栄養補給したいときのお助けアイテムにもなりますよ。
インタビュー後、実際にデーツを使ったお菓子やお料理を頂きました。
どれも口当たりが良く馴染みのある味でびっくり!
日本人に合った甘味という表現がぴったりだなと実感しました。
特に印象的だったことは、料理本が一冊書けそうなくらいデーツは豊富なアレンジが利く食材である、ということです。
初心者から上級者まで、それぞれのニーズに合わせて料理やお菓子作りに応用できる可能性を感じたインタビューでした。
初めてデーツを取り入れたい人は、シロップタイプがおすすめです!かけるだけでOKで、応用が効きます。
そのまま食べても美味しく、アレンジの幅も広いデーツ、ぜひ試してみてくださいね!
今回ご紹介した商品